そんな思いに突き動かされ、TAP編集部 森は個人的出張トリエンナーレツアー「つたえる・共有する」を決行しました。
みんなの思いに寄り添いながら、地域と作品と人とを繋げたい。
そんなツアーの様子を少しだけご紹介します。
一人で巡るもいいけれど、こんな世の中だからこそ みんなで巡るトリエンナーレ。
※本企画は個人的なものであり、あいちトリエンナーレ公式プログラムではありません。 また、掲載されている感想は全て個人の見解であり、公式ではありません。
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レニエール・レイバ・ノボ 《革命は抽象である》2019 豊田市美術館

TAP:この展示室のインスタレーションの組み合わせは何を表現していると思う?
A:私、この作品のモチーフ(写真手前)について、知っています(笑)(鑑賞者はロシア出身の女の子)
このモチーフは共産主義、庶民の象徴像の一部であり2010年からモスクワの博覧センターで展示されています。すごく大きい。
手のモチーフ(写真奥)については知りませんでした!ガガーリン像の一部なんですね。
A:一方は庶民の象徴で、当時のソビエトの人の強さ、尊厳みたいなものを表していると思う。
もう一方はガガーリンの、というか当時のソビエトの国力の象徴ですよね。
このコラボレーションは地球上からの人の力、宇宙からの人の力を表していて、総合的に「人の強さ」を表現している空間だと感じました。
※作品は現在、一部を変更して展示しております(9月1日現在)
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アンナ・ヴィット《未来を開封する》2019 豊田市民ギャラリー

TAP:改めて作品を見てどうでした? (鑑賞者は映像作品に 出演しています)
B:作品を見るのは2回目ですが、1回目に見た時に気づけなかった事に気づけましたね。画面が3つあるからどうしても1つの画面ばかり集中して見てしまったり。今回、新しい発見がありました。
TAP:この作品に参加されたみなさんが、これだけで解散しちゃうのはもったいない気がするね
B:そうですね!! トリエンナーレが終わったあとにまた参加メンバーで同じ様な事をしてみたいと思いました。
その時とは違った意見が出てくると思うし、今度はぜひ新しいメンバーも加えて!
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高嶺 格《反歌:見上げたる 空を悲しもその色に 染まり果てにき 我ならぬまで》2019 旧豊田東高等学校

C:台風の日に来るとアガる(笑) (鑑賞した日は台風10号が接近中!)
D:周りのものは風に抗えないのに、これだけは微動だにしない。 圧倒的な存在感ですね。
C:作品の裏側も見た方がいいと思う。制作のためにこれだけの労力がいることや、文字通りバックグラウンドが知れると思う。
(その後、作品の接合部についてディープな建築トーク)
D:人によって、作品の裏事情を知りたくない人もいるかもしれないけど、自分はこの作品についてバックグラウンドを知っても興醒めはしないですね。
こういう場所が街にもっとあったらいい!
TAP:何かサンクチュアリとしての役割もありそうな・・・。
C・D:確かに!! (その後、神聖さについての議論が深まる・・・)
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いかがでしたか?
一人でじっくり回るも良し、友達とわいわい回るも良し。
あいちトリエンナーレ2019にはガイドボランティアさんたちもたくさんいます。みんなで話そう。トリエンナーレ。
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