2021年9月29日水曜日

【ダイアローグ】<TAG>ダイアローグ特別編<TAG>放談生配信 アーカイブ動画公開(2021.9)

豊田とその周辺地域の、演劇・映像・音楽・アートに関する情報と人材のネットワーク<TAG>Toyota Art Geneサイト → http://toyotaartgene.com/

豊田で活躍する人材をお招きしてお話を伺う<TAG>ダイアローグ、月1回のペースで行っていますが、緊急事態宣言が延長されたこともあり9月はお休みとします。
ですが、その機会に、実験的な試みとして、ゲストはお招きせず、<TAG>発起人2人によるリモート生配信を行いました。
テーマは決めずに、近況、豊田の文化芸術界隈、想うことなどをざっくばらんに”放談”しました。
リアルタイム視聴でのチャットコメントもありがとうございました。
アーカイブとして、配信した動画はいつでも視聴できますので、興味のある方はどうぞ。

<TAG>ダイアローグ特別編 <TAG>放談生配信
【日時】9月28日(火)21:00~(約1時間15分)
【出演】石黒秀和、清水雅人 
配信動画 → https://youtu.be/zZIJHawBgYM

過去の動画/文字起こしはこちら → http://toyotaartgene.com/

<TAG>チャンネル登録もよろしくお願いします → https://www.youtube.com/channel/UCIjZssyxVzbc1yNkQSSW-Hg

※今回の生配信は文字起こしは行いません。どうぞご了承ください。

出演者プロフィール
石黒秀和(いしぐろひでかず)
 1989年に倉本聰氏の私塾・富良野塾にシナリオライター志望として入塾。卒塾後、カナダアルバータ州バンフに滞在し、帰国後、富良野塾の舞台スタッフやフリーのシナリオライターとして活動。1993年より9年間、豊田市民創作劇場の作・演出を担当する。
 2003年、2006年には国内最大級の野外劇「とよた市民野外劇」の作・演出を担当。その後、人材育成の必要性を実感し、舞台芸術人材育成事業「とよた演劇アカデミー」(現在はとよた演劇ファクトリー)を発案、実行委員として運営に携わり、2011年から2015年まで短編演劇バトルT-1を主催する。
 2012年からはTOCを主宰して市民公募のキャストによる群読劇を豊田市美術館などで上演。2017年からは、とよた市民アートプロジェクト推進協議会委員長として様々なアートプログラムの企画・運営に従事し、同年、とよた演劇協会を設立。会長に就任し、2020年、とよた劇場元気プロジェクトを実施する。
 その他、演劇ワークショップの講師や人形劇団への脚本提供・演出、ラジオドラマ、自主短編映画製作など活動の幅は多様。これまでの作・演出作品は70本以上。1997年からは公益財団法人あすてのスタッフとして社会貢献事業の推進にも従事。豊田市文化芸術振興委員ほか就任中。平成8年度豊田文化奨励賞受賞。平成12年とよしん育英財団助成。平成27年愛銀文化助成。日本劇作家協会会員。
とよた演劇協会 https://toyota-engeki.jimdofree.com/

清水雅人(しみずまさと)
 2000年頃より自主映画製作を始め、周辺の映画製作団体を統合してM.I.F(ミフ Mikawa Independet Movie Factory)を設立(2016年解散)。監督作「公務員探偵ホーリー2」「箱」などで国内の映画賞を多数受賞。また、全国の自主制作映画を上映する小坂本町一丁目映画祭を開催(2002~2015年に13回)。コミュニティFMにてラジオ番組パーソナリティ、CATVにて番組制作なども行う。
 2012年、サラリーマンを退職/独立し豊田星プロを起業。豊田ご当地アイドルStar☆T(すたーと)プロデユースをはじめ、映像制作、イベント企画などを行う。地元の音楽アーティストとの連携を深め、2017年より豊田市駅前GAZAビル南広場にて豊田市民音楽祭との共催による定期ライブToyota Citizen Music Park~豊田市民音楽広場~を開催。2018年2019年には夏フェス版として☆フェスを同会場にて開催、2,000人を動員。
 2016年、豊田では初の市内全域を舞台にした劇場公開作「星めぐりの町」(監督/黒土三男 主演/小林稔侍 2017年全国公開)を支援する団体 映画「星めぐりの町」を実現する会を設立し、制作、フィルムコミッションをサポート。2020年、団体名を「映画街人とよた」に改称し、2021年全国公開映画「僕と彼女とラリーと」支援ほか、豊田市における継続的な映画映像文化振興事業を行う。
 2017年より、とよた市民アートプロジェクト推進協議会委員就任(2020年度終了)、あいちトリエンナーレ関連事業の支援やとよたアートプログラム支援を行う。
豊田ご当地アイドルStar☆T http://star2t.com/
映画街人とよた http://eigamachibito-toyota.net/

2021年9月28日火曜日

【コラム】「上等な人生」石黒秀和(2021.9)

豊田とその周辺地域の、演劇・映像・音楽・アートに関する情報と人材のネットワーク<TAG>Toyota Art Geneサイト → http://toyotaartgene.com/


 〈人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇である〉と言ったのは確か喜劇王チャップリンだったと思うが、意味は少し違うかもしれないが、時代が経ち当時は大真面目だったことが今では喜劇となっていることがたくさんある気がする。例えば、モーレツ社員。24時間戦えますかと某栄養ドリンク片手に昼夜なく働くサラリーマンの姿はむしろ美徳だった。熱血指導。根性論で竹刀片手にうさぎ跳びを強要し、炎天下でも水も飲ませない部活動の姿はむしろ当たり前だった。いずれも昭和育ちの僕には身に覚えのあることばかりだが、しかし今その話を平成生まれにすると、憐れみを持って苦笑されるだけである。

 コロナ禍の今も、おそらく時代が経つと喜劇にしか思えない言動が日々繰り返されているのだろう。具体的事例はあえて避けるが、今や公共の場でパンツを脱いでも怒られないがマスクを外すと怒られると言っても嘘ではないような気がする。戦時中、竹やりで戦闘機に向かおうとした日本人を馬鹿だなぁと見ていた戦後生まれも、結局今同じような事をしているのかもしれない。

 時代の中で、本当に正しいことを見極めるのは至難の業である。そもそも正しいこととはなんなのか、それすら定かではない昨今である。不惑を過ぎたらブレない生き方をしたいと思っていたが、50歳を過ぎた今もその境地には到底達していない。情けないことではあるが、その情けなさを自覚するところまではなんとか来た気がする。

 富良野塾時代、喜劇を書く際に師匠に言われたことがある、それは、〈人を笑わせようと思って書いてはダメだ。どうしようもないことに直面した時、それでも必死に生きようとする人の姿を書きなさい〉。もはや後の世に褒められる人にはなれそうにない。ならばせめて笑われる人にはなってもいいのではないか。責められる人にはなりたくない。一生懸命やって、それでまぁしょうがない奴だったなぁと苦笑でもしてもらえたらなら、それはまぁ上等な人生ではないか、そんなことを思う今日この頃である。

過去のコラムはこちら → http://toyotaartgene.com/column.html

石黒秀和(いしぐろひでかず)プロフィール
1989年に倉本聰氏の私塾・富良野塾にシナリオライター志望として入塾。卒塾後、カナダアルバータ州バンフに滞在し、帰国後、富良野塾の舞台スタッフやフリーのシナリオライターとして活動。1993年より9年間、豊田市民創作劇場の作・演出を担当する。
2003年、2006年には国内最大級の野外劇「とよた市民野外劇」の作・演出を担当。その後、人材育成の必要性を実感し、舞台芸術人材育成事業「とよた演劇アカデミー」(現在はとよた演劇ファクトリー)を発案、実行委員として運営に携わり、2011年から2015年まで短編演劇バトルT-1を主催する。
2012年からはTOCを主宰して市民公募のキャストによる群読劇を豊田市美術館などで上演。2017年からは、とよた市民アートプロジェクト推進協議会委員長として様々なアートプログラムの企画・運営に従事し、同年、とよた演劇協会を設立。会長に就任し、2020年、とよた劇場元気プロジェクトを実施する。
その他、演劇ワークショップの講師や人形劇団への脚本提供・演出、ラジオドラマ、自主短編映画製作など活動の幅は多様。これまでの作・演出作品は70本以上。1997年からは公益財団法人あすてのスタッフとして社会貢献事業の推進にも従事。豊田市文化芸術振興委員ほか就任中。平成8年度豊田文化奨励賞受賞。平成12年とよしん育英財団助成。平成27年愛銀文化助成。日本劇作家協会会員。






【コラム】「“場”を創る」清水雅人(2021.9)

豊田とその周辺地域の、演劇・映像・音楽・アートに関する情報と人材のネットワーク<TAG>Toyota Art Geneサイト → http://toyotaartgene.com/


 コロナ禍によって、慣例や惰性で見えにくかった、物事の本質や人の本当の気持ち・考え方が露わになったことに多く出くわす。
 社会や組織が、このような非常事態でも、“まわる社会や組織”か“まわらない社会や組織”かの差も歴然とした。

 ウィズコロナとかポストコロナと言われ始めているが、当然すべてが元に戻るわけではない。
 例えば、普通の会議や打ち合わせはリモートになることによって、空気を読む必要がなくなり、意見もよく出て、会議が早く終わるようになったと聞く。
 だが、知恵を絞って、みんなで何かを作り上げるような話し合い、いわゆる“熟議”は、対面してやらないといいアイディアが出てこないとも聞く。
 出張や、視察や、なんとなくやっていたイベントや、、、は本当に必要なものだけに淘汰されるだろう。
 大学の講義のリモート化は、定員や立地という概念をなくし、新たなフェーズに入るという話もあるが、小中学校は、やはりリモートではダメで、それは学校が勉強するためだけにあるのではなく、友達を作り、他人と交わり、社会を学ぶところだからだ。
(そういえば、リモート飲み会というのも聞かなくなりました、、、)

 文化芸術は不要不急なのか?という議論を随分聞いた。日本という括りで言えば、ライブやフェスや公演や展示などは、欧米に比べれば、不要不急だと考える人が多いようだということもわかってきた。
 インターネットの発達によって、新しい様々な文化芸術の表現の方法が試されいることも確かだ。
 しかし、歌や踊りや演技や作品を、目の前で、生で観て感じること、みんなと一緒に体験することが、人にとって必要なことで、なくなることはないということもわかったと思う。
 はるか太古の人類の祖が、火を囲んで、木や石を叩いて音を出し、声を上げて歌い、踊り、洞窟の壁に絵を描いたことが文化芸術の興りだったように(※あくまでも清水仮説です)。

 私は、30歳になった時に映画作りを始めて30代を過ごし、42歳の時にサラリーマンを辞めて独立しご当地アイドルを10年かけて大きする40代を過ごした。50代は、地元の映画や音楽や演劇やアートに関する人々が集い、様々な表現を行う“場”を創ることをやっていきたいと思う。

 その足掛かりがまもなく始まる。みなさんと一緒にそんな“場”を創っていきたい。応援、ご支援、どうぞよろしくお願いします。

過去のコラムはこちら → http://toyotaartgene.com/column.html

清水雅人(しみずまさと)プロフィール
2000年頃より自主映画製作を始め、周辺の映画製作団体を統合してM.I.F(ミフ Mikawa Independet Movie Factory)を設立(2016年解散)。監督作「公務員探偵ホーリー2」「箱」などで国内の映画賞を多数受賞。また、全国の自主制作映画を上映する小坂本町一丁目映画祭を開催(2002~2015年に13回)。コミュニティFMにてラジオ番組パーソナリティ、CATVにて番組制作なども行う。
2012年、サラリーマンを退職/独立し豊田星プロを起業。豊田ご当地アイドルStar☆T(すたーと)プロデユースをはじめ、映像制作、イベント企画などを行う。地元の音楽アーティストとの連携を深め、2017年より豊田市駅前GAZAビル南広場にて豊田市民音楽祭との共催による定期ライブを開催。2018年2019年には夏フェス版として☆フェスを同会場にて開催、2,000人を動員。
2016年、豊田では初の市内全域を舞台にした劇場公開作「星めぐりの町」(監督/黒土三男 主演/小林稔侍 2017年全国公開)を支援する団体 映画「星めぐりの町」を実現する会を設立し、制作、フィルムコミッションをサポート。2020年、団体名を「映画街人とよた」に改称し、2021年全国公開映画「僕と彼女とラリーと」支援ほか、豊田市における継続的な映画映像文化振興事業を行う。
2017年より、とよた市民アートプロジェクト推進協議会委員就任し(2020年度終了)、あいちトリエンナーレ関連事業の支援やとよたアートプログラム支援を行う。


2021年9月20日月曜日

【ダイアローグ】9月は<TAG>ダイアローグ特別編 <TAG>放談生配信を行います 9/28(火)21:00~

豊田とその周辺地域の、演劇・映像・音楽・アートに関する情報と人材のネットワーク<TAG>Toyota Art Geneサイト → http://toyotaartgene.com/

豊田で活躍する人材をお招きしてお話を伺う<TAG>ダイアローグ、月1回のペースで行っていますが、緊急事態宣言が延長されたこともあり9月はお休みとします。
ですが、その機会に、実験的な試みとして、ゲストはお招きせず、<TAG>発起人2人によるリモート生配信を行うことにしました。
テーマは決めずに、近況、豊田のこと、想うことなどをざっくばらんに”放談”したいと思います。
ゲストをお招きしてお話を聞く<TAG>ダイアローグは、ゆくゆくは有観客で、できれば配信も...とも考えていますので、その実験としても行いたいと思います。
みなさんからのコメントや質問にもなるべくお答えしたいと思いますので、どうぞリアルタイムでご視聴ください!お待ちしています。

<TAG>ダイアローグ特別編 <TAG>放談生配信
【日時】9月28日(火)21:00~(1時間ほどの予定)
【出演】石黒秀和、清水雅人
【配信メディア】YouTubeLive <TAG>YouTubeチャンネル → https://www.youtube.com/channel/UCIjZssyxVzbc1yNkQSSW-Hg
※配信URLは当日までに、<TAG>フェイスブックページ、ツイッターにてお知らせします。