2021年5月6日木曜日

【コラム】豊田現在演劇マップ/清水雅人(2019.9掲載)

今月(2019.9)の特集テーマは「豊田の演劇」。「この人」対談やコラムで豊田の演劇界は現在活況になりつつあるとの評価は誰もが認めるところだろう。

ということで、現在豊田市内で継続的な活動や定期的な公演を行っている劇団、演劇グループなどを紹介したい。観劇、演劇に興味のある方の参加等の参考にしていただきたい。

豊田で現在活動しているもっとも老舗の劇団は、劇団ドラマスタジオである。
2000年、長年豊田の演劇界をけん引してきた岡田隆弘(演出家)と柴田槇子(役者)を中心に、当時毎年開催されていたとよた市民創作劇(1992年~2001年 豊田市文化協会~豊田市文化振興財団主管)の常連メンバーにより劇団設立された。
現在も春秋の年2回公演を継続しており、今年(2019年)6月には25回公演を上演した。
基本は既発表の演劇脚本による公演を行っている。
サイト https://gdramastudio.wixsite.com/dramastudio
フェイスブックページ https://www.facebook.com/dramastudio.g/

いや、活動歴が長いのはこちら、劇団・笑劇派
1998年、南平晃良を中心に設立。長年、お笑い劇団として喜劇や啓発劇を上演。本公演のほか豊田市内~全国の学校や公共施設等での啓発劇、豊田市平戸橋町に構える事務所での公演など精力的に活動している。テレビやラジオ出演も多数。設立当時より地元拠点、お笑い劇をブレることなく続けるパイオニアだ。
サイト https://www.showgekiha.com/

続いて紹介するのは、とよた演劇アカデミー(2008年~2017年 豊田市文化振興財団主管)修了生を中心に設立された劇団。
劇団カレイドスコープ
演劇アカデミー1期生を中心に設立 喜楽亭(豊田産業文化センター敷地内古民家)にて年1回本公演上演(2016年~)
他に交流館や施設等での出張公演も行っている。
フェイスブックページ https://www.facebook.com/KIRAKUTAI.LOVE/
ツイッター https://twitter.com/KALEIDOSCOPE_tc
ひつじの森のよつば村
演劇アカデミー4期生を中心に設立
フェイスブックページ https://www.facebook.com/hitujinomorinoyotubamura/
劇団栞ちゃんのしおり
演劇アカデミー9期生を中心に設立 HYBRID BUNKASAIでの公演、TPAC(とよた大衆芸術センター)での公演等精力的に活動中
サイト https://siorisiori.jimdo.com/
ツイッター https://twitter.com/toyota_engeki_9
TEAM 10+(ちーむてんぷら)
演劇アカデミー10期生を中心に設立 第3回とよた演劇祭にて短編上映
ツイッター https://twitter.com/TEAM_10pura

とよた演劇アカデミー修了生の内の有志を中心に実行委員会形式とよた演劇祭が2016年より毎年開催されている。
第4回となる今年は11/30、12/1に「景を切りとる舞台」と題して応募出演者みんなで舞台を創作する公演になるようだ(募集は終了)。
サイト https://toyotaengekisai.jimdo.com/
フェイスブックページ https://www.facebook.com/toyotaengekisai/

古場ペンチ主宰による演劇ユニットPinch番地も目が離せない。豊田にとどまらず名古屋はじめとする市外公演も積極的に行い、昨年(2018年)名古屋のナビロフトにて「カノジョまでの距離、そのあらゆる線分の長さ」を上演、古場ペンチ個人の市外劇団への客演も多数。古場ペンチは前述のとよた演劇祭の運営、演出等も行っている。
サイト https://pinchi-banchi.tumblr.com/
ツイッター https://twitter.com/kobanu

とよた演劇アカデミーの後継事業としてとよた演劇ファクトリー豊田市文化振興財団)が2018年より行われている(本年度2期生修習中)。名古屋の実力派劇団あおきりみかん主宰の鹿目由紀氏をプログラムディレクターに迎え、演出コース・役者コースに分かれ1年を通して演劇に関する講義と舞台上演を行っている。

小学4年生~中学3年生が参加、名古屋の実力派劇団あおきりみかん主催の鹿目由紀氏が指導・監修するとよたこども創造劇場豊田市文化振興財団主管)は今年で9年目(2011年~)となる。毎年度当初に参加者を募集し、11月に公演を行っている。今年は11月3日に豊田市民文化会館にて開催予定。

今月の動画コーナー「この人」でも多く語ってもらっている石黒秀和氏は、近年は様々な場所/スペースでの公演、気軽に参加できる演劇の試行としての朗読劇などのプロデュ―ス/作演出を精力的に行っている。
今年10/13にはHYBRID BUNKASAIⅡにて群読劇 ギリシャ悲劇「オイディプス王」をプロデュ―ス/作演出する。
Recasting Club丨リキャスティング・クラブ

とよた演劇協会 とよたの演劇人のサポート、演劇公演支援、情報共有共同体等として、石黒秀和を会長とし2017年設立。随時会員募集中
サイト https://toyota-engeki.jimdo.com/

他にも、小原をはじめ農村舞台等で公演する地歌舞伎団体や、各地域・交流館等を拠点に活動する人形劇団・演劇サークル等も存在するが今回はそこまでカバーしていないので、ご了承ください。

清水雅人(しみずまさと)
映像作家・プロデュ―サ―。豊田市出身・在住。豊田市役所職員時代に市役所内に映画クラブを結成し、30歳の頃より映画製作を開始。映画製作団体M.I.F.設立、小坂本町一丁目映画祭主宰。2013年市役所を退職、独立し、映像制作、イベント企画、豊田ご当地アイドルStar☆T(スタート)プロデュースなどを手掛ける。豊田星プロ代表。映画「星めぐりの町」を実現する会会長、とよた市民アートプロジェクト推進協議会委員。

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